LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
ふと、私に気付くと…


「寝てろよ。つか、寒ィか?」

そう声掛けてきて。


いつの間にか掛けられてた毛布をぎゅっとして、首を横に振ったら…


"寝てていいよ"を示すように、すごく優しい瞳で頷きを返して、作業に戻る奏曲。



胸をじんわり締め続けられながら…


その優しさに浸るように、再び瞼を閉じた。








起きた時には、もう朝の7時で!


研磨作業が終わった様子の奏曲は…

壁の角に身体を預けて、力尽きたように眠ってた。


その綺麗な顔には、私の所為で受けた傷がまだ残ってて…



そんな奏曲に、愛しさが込み上げてくる。




今さらだけど多分冷え切ってるその身体に、慌てて使ってた毛布を掛けると。


それで目を覚ました奏曲が…

思いっきりクシャミをして、うずくまる。



「っ、大丈夫っ?」と心配するも、
大丈夫を示すパーの手を向けられて…


「…ワリ、仕事大丈夫か?」

逆にこの状況を心配する始末。


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