LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜

「今日は休みだよっ、
むしろ自分の心配してよっ…!

あんま寝てない、よね?
もしかして、風邪もひいちゃった…?」


「よゆー。10代ナメんな」


悪かったねぇ!20代でっ!

でも。



「なんか、ごめんね?
大した手伝い出来なくて…」


「もともと期待してねぇよ。
とりあえず一通り終わったから、仕事の合間見てプライマーとサフはやっとくな」


なんだかよくわからないけど、頷きながらも…

最初のひと言、失礼じゃないっ!?



「で、今日はまたソレに研磨かけるぞ?」


「っ、また研磨ぁ!?」

思わず出た拒否反応。

全然進んでないような状況に、若干 面倒くさくなる。


「ぶはっ!
いーよ、あとは任せろよっ」

だけど、そう笑われて…


ちょっと悔しいし。
なにより、疲れてる筈の奏曲1人に任せておけない。



火曜日の今日は車屋も休みだし、ゆっくり休養を取って…

今度こそ役割を果たすぞっ!




「行くぞ?」

意気込んでた所で、粉を叩いた奏曲が…


強制的に営業車で送ってくれて。



ほんとに足手まといな気がして来た。


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