LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜

「うわ、可愛い!猫がいるよっ!?」


終業後の沖田カーサービスを訪れると、休憩所前に子猫が丸まってた。


「あー、たまにこの辺ウロついてんだよ。
つかオマエ、結局来たんだな?」


「あっ!欠伸した!
てゆっか、寒くないのかな!?」



「聞けよ、てめ…
ヤル気あんのか?」


そんな感じで、戯れ気味に皮切られた本日の作業。



意気込みを新たに、渡されたスポンジ研磨材をしっかり滑らせてると…


前回ほど力や段階を要さないとゆう事も手伝って、意外とスムーズに次の作業へと進んだ。



でもその前に一旦、晩ごはんタイム。


昨日は強引に奢ってもらったから…
今日は奏曲が好きだと言ってたチキン南蛮を作って来た。


差し出したそれに…


「っ、マジかよ!?

つかフざけんなよオマエ。
うわ、ガチでヤバイ…」

意味不明に喜ぶ姿と。


口にしたそれに…

「うっま!」って無邪気に笑う姿を見て。



毎日でも作ってあげたくなる!


< 259 / 348 >

この作品をシェア

pagetop