LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そーだ!
ダリアってなに!?
なに苗字と合体させてんの!?」


「似合ってんだろが!
目ン玉ダリアみてぇにデケェくせに」


なんて言い合ってると。



「名コンビ結成?
俺とはコンビ解消だな、奏曲。

で、リアはどんな漢字?」


そう、優しく微笑む一生くん。



突然のサラッとな呼び捨てに、またもドキッとしながらも…

近くの小枝で、浜辺にフルネームを刻んだ。



「へぇ、可愛いな。

改めて俺は、塚本一生。
俺も呼び捨てでいーから」


浜辺の文字から私に移動した、クールなのに優しい視線に、更にドキッが訪れる。



やっぱイケメンって、心臓に悪い。


違うな、たぶん…



松山隼太の血族、恐るべしっ!






周りには、お酒と一緒に買った花火で盛り上がってるヘビヴォメンバー。



「夏だね〜」


眩しげに見つめる私に、一生が。


「莉愛もする?」



「…見とく、かな」

だってやり方が激しんだもん…


でもみんな楽しそうで、見てるだけでも十分楽しい。


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