LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
胸がやたら苦しくなって…
1度は掠った視線を逸らしたまま、その横を通り過ぎた。
「ねーぇ?
ちょっとハナシ、付き合ってくんなぁ〜い?」
なのに、呼び止められる…
一瞬ためらったものの、断わろとした矢先。
「いーよね?そんくらぁい。
前に、あたしと居た奏曲呼び出してぇ、ジャマしたよね〜?」
ゴキ事件の時だよね…
それを言われたら…
渋々頷くと、「あ〜。やっぱビンゴぉ?」
って、カマかけだったの!?
とはいえOKした手前…
その車に乗せられて、近くのコンビニ駐車場に場所移動した。
「てーか。奏曲とはもうヤったぁ?」
1番気にしてる所を、真っ先に突かれる。
こ、答えたくない…
「ふーん…
その様子じゃまだなんだぁ?
じゃあ一体ど〜やったの?
どーやってあの2人、手懐けたワケぇ?」
「…、あの2人って?」
「一生と奏曲に決まってんじゃぁん。
なんこ〜不落の一生をオトシちゃうしぃ、奏曲のオンナ遊びやめさせたのもオネーサンだよねぇ?」
そーだけど…
別に手懐けたワケじゃ…