LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「あー、暴走族とかのレディースとは全然違うよ?
なんての…
ヘビヴォのアイドル的ファンなカンジ?

チャラいけどね」


一生の説明は、なんとなく解るような…
解んないような…

どっちにしろ、ファンなら余計恐い気がする。



そして隼太は…

本当なら私の知らないトコで、
こーやってそのコ達と飲むんだ?


リーダーだから、しょうがないか…




「ひゃあっ!」

突然、顔に冷たいものが当てられて、思わず奇声。



「もーねぇだろ?」

それは缶ビールで、犯人は奏曲。



「〜っびっくりすんじゃん!
てゆっか自分は!?
いつまでコーラ飲んでんの!?」


「うっせーな、単車なんだよ。
つか、オマエは?」


「私、電車…」

もし隼太に会えたら、送ってもらえるかも!って企んでたから…




「あ、来た…」


一生の声に、心臓が跳ねる!



クルッと振り向いて、隼太の姿を捉えようとしたら…

それはレディースのコ達だった。


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