LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
次の日、落ち込みの中 仕事を終えると…

履歴に奏曲からの着信。


すぐに掛け直すと…
聞こえた声に、胸がキュッとなる。



「昨日、どした?…なんかあったか?」


待っててくれたのかな…


別に約束とかしてないのに、会うのが当然みたいな反応に…

嬉しくて泣きたくなるくらい。



「ん…、雨降ってたから」


「だったら連絡しろよ、迎え行ったのに…」

そう拗ねる声が…


更に胸を締め付けて、言葉に詰まる。



「…ダリア?

つか、マジどした?…元気なくね?」


「うん…

奏曲に、会いたい…」


「っ…

ん、会い行くよ…今どこだ?」


嬉しい言葉に甘えたくなって…

職場に乗って来たバイクを置く為にも、私の家集合にしてもらった。




近くだから先に着いて、部屋で待ってると…

到着した奏曲から、「メシ行くぞ?」ってマンション下に呼び出される。


作ってあげたかったけど…
遅番だったから、気遣ってくれたのかな?



そして驚く。


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