LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「オマエっ、どーゆーイミかわかってんのかよ!」


「わ、わかってるよっ」

誘ってるって事でしょ?
誘ってるもん!

なのに…


「わかってねぇな、コイツ…」

と頭をグリャリ。



「ダメ…?」


「ダメ。
俺は1人じゃねぇと寝れねーの!」


「なにそれっ!ユリカはOKなのにぃ!?」

と、そこでまた口が滑る。



「…

あァ!?オマエっ…
やっぱ昨日来たんだな!?
つかアイツになんか言われたのかよ!?」


「別にっ、ただの世間話しただけだよっ…

…てゆっか、
最高のセフレだったんでしょっ!」

お泊まりを拒否されて、ヤキモチが炸裂。


途端、本気で焦る奏曲。


「…っっ、

オマエと出会う前なんだからっ、
しょーがねぇだろ…!


けど、ごめん…」


なんで謝るのぉ!?


わかってても、直接本人から認められた衝撃はひとしおで!

なのに、彼女扱いみたいに謝られたら嬉しくて!


もう胸が大乱闘。



おかげで、それ以上何も言えなくなった。


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