LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
男の色気漂う鎖骨に、ドキッ!としつつ…

その提案は嬉しいかも!と乗っかる事に。



だけど吸う力加減がわからなくて、なかなか付かない…


「もっと強く…」



後頭部に添えられた手に、押しつけるような力がこもって…

それが私を求めてるようで…


なんだか興奮を煽られる。




「あ…、ついた…!」



「ん…

もう、オマエのモンだってシルシ」



その言葉に、心を鷲掴みされた気がした。




「私の、もの…?」


掴まれた心を激しく揺さぶられながら…

指でなぞって視線を向ける。



奏曲は、切なさを纏った愛でるような眼差しで頷いた。




ねぇ、それは…

キスマークの意味?


それとも、奏曲の事?



なんだか胸が、やけに切なくなる。



途端。

今の行為に触発されたのか…


クルリと抱き倒されて!
今度は上になった奏曲から、覆うように唇が重ねられた。



急変な態度と、重なる体勢…
それに、自覚した好きの気持ちが合わさって…

胸が、凄まじい衝動で暴れ出す!


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