LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そんな華奢で、単車転がすんだなァ?」
準太を含むこのメンバーの中で1番のイケメンが、やっと注目タイムを打ち切って話を振ってきた。
「…うん!エストレヤ軽いしねっ」
そう顔を向けると、改めてそのイケメンっぷりに胸がドキつく。
自分の乗って来たバイクに座ってる そいつは…
軽く垂れ目がちな大きな瞳と、スッと通った鼻すじ。
このメンバーどころか、芸能人にも負けないくらいのイケメン。
「じゃあソレ、いっすか?」
今度はカワイイ系の美少年が、私の持ってるマフラーに手を伸ばす。
そう。今日隼太に来てもらったのは、この通販で買ったマフラーを、愛車エストレヤに取り付けてもらうため。
どこのバイク屋に頼もっかなって話をしたら、"俺がやったげよっかァ?"って。
なんて頼れる彼氏!!
そんな頼れる色気だだ漏れの、妖艶な蛇顔イケメン隼太が…
「一生(いつき)、工具〜」
呼びかけた相手は、ミステリアスでクールそうなイケメン。
準太と瞳が似てるけど、妖艶ってより力強いカンジ。