LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
ガッカリ。

なのは、それだけじゃなく…



「一生〜!、隼太から伝言〜!
今日来れないんだってさー」


別格で目立つキリッした可愛いさの女のコが、そう言い放って…


「てーか、もうオンナ連れ込んでんだぁ?」

って、ゾクッとするくらい可愛い笑顔が零れた。



「アレ、レディースの頭」

奏曲が教えてくれたけど…



だからって一生には連絡しないで、そのコに連絡するんだ?

今日は私とも連絡取ってないのに。


しかもなんか親密そうだし、可愛いし…



「私、帰るよっ。
隼太来ないみたいだから…

またねっ!」


笑顔を取り繕って、足早にその場を後にした。




私は彼女なのに…

こんな絡み方しか出来ないなんて…!



情けない。






「送ってやるよ」


ふいに声が掛けられて…

私を追い越す声の主、奏曲。



思いがけない優しさに、キョトンとすると…



「ええ〜ッ!
奏曲さん帰っちゃうんすかぁ!?」

「ウソッ!
やだっ、帰んないで下さいよー!」


近くにいたレディースのコ達が騒ぎ出す。


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