LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「見てたけどっ、何でもないから!」


「なワケねーだろっ!言えよクッソダリアァ」


「ほんとに何でもないって!
いつもの事だから気にしないで!」

相変わらず、口を滑らす私…



「…

あァ?…いつも、って…」


「ああ〜っと!コーヒー淹れるね!」


しまった!と思いながら…
わざとらしくていいので、かわします!

立ち上がろうとした所で、
掴まれた腕がグイッと引かれて…


身体が、奏曲の腕の中に埋もれる。


途端!顎を持ち上げられて、
腕を掴んでた手は後頭部に回されて、

唇が塞がれた。



もう何十回とキスを繰り返して来たのに…

慣れるどころか、重ねる度に強くなる反応。


しかも今日は、いつもより激しくて。

愛でるような優しさはそのままだけど…
つーぅ、と這う舌はやたらと挑発的で、官能的で…


堪らなくなる。



その瞬間。

離れた唇が、フッと首すじに降りてきて…


そこにキスDrugが注がれる。






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