LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「あっ、いーよ!まだ電車あるしっ」

慌てて断ったのに…


「こっち!テレテレすんなよ」

って、バイクの場所に誘導する。



強引なのか、優しいのか…




結局、ついて行ってると。



「ダリアって何歳?」


「え、…ハタチ。奏曲は?」


「18。一生もタメ。

つか年上に見えねぇよな…
頼りなさ過ぎっつーか、ガキ?」



ガキぃ!?

や、不良チームのキミに言われたくないんですけど!



あ、今は私もその一員か…




ちょっとムカついたけど、
それもバイクに乗れば…


着く頃にはもう、ほーらゴキゲン!

夏の夜の風が気持ちいいっ。






「ありがと!
なんかちょっとスッキリしたっ」


「…

は?ココで帰らせんのかよ…
コーヒーくらい出せねぇの?」



え…

それ、するべき?


でも隼太の仲間だから、アリなのかな?



「だよねっ…
じゃあ、上がってく?」


そう応えた途端、
なぜかまた頬を掴まれる。


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