LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「とりあえず、また売れた時よーに100枚渡しとくねェ」
「…う、うん」
その都度渡して欲しかったナ…
しかも100枚とか、重圧。
「おいでェ、莉愛」
そんな私に気付いてか、優しい眼差しで抱き寄せる隼太。
「莉愛はイイコだねェ…
難しかったハズなのに、
俺の為に頑張ってくれたんだねぇ」
その指が私の髪をとく。
「うん…
…でもヘーキ、だよ?」
ちゃんと解ってくれてただけで、それだけで…
全部報われる。
気になってたレディースリーダーとの関係も、今はいいや。
って、思った矢先…
「そォ?
けどもしノルマの事でモメたらさァ、
処理班に片付けさせるから、遠慮なく言ってねェ?」
「…、処理班?」
「そぉ。
ウチにレディースがいるの、知ってるゥ?
そこの幹部にね、そーゆーの任せちゃってるからァ」
瞬間。リーダーのコのゾクッとする可愛い笑顔が浮かんで、
ー隼太から伝言〜!ー
その声が頭の中に響いた。