LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜



「なァ、莉愛…


俺ら…、結婚しよっか…」






その声は、届く筈なく…




「起きろクっソダリアァァっ!!」



「うわぁっ…!!

び…、びっくりした…」


なぜか突然、キレ気味に起こされる。




「オっマエ、サイテーだな…」


「えっ…、ごめん…
でも大丈夫っ!ヨダレは垂れてないよっ?」

よくわかんないけど、とりあえず謝るも…


氷点下の視線が突き刺さる。



「ごっ…、ごはんにしよっかぁ!」

その場は、誤魔化すように切り替えた。








そんなある日。


キスフレの頃から日課の、ハンドクリームケアを…
チュッ、とジャレ合いながら施してると。


テレビから、名前人気ランキングが流れる。



「あっ、私45位!
奏曲は…

46位だよ!?ちょっと勝った!」


「くだらねぇ…」


「え〜っ、楽しいじゃん!
今まで、将来子供にどんな名前付けようかとか考えなかったぁ?」


「考えた事ねーよ。
オンナは考えんのかァ?」


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