LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
気まずくお辞儀を返すと、カツくんはバックヤードに姿を消して…


「リアさん1人っすか!?」

そこから表に出て来た。



いや、出て来ないでよ!

周りの視線がツライ…



「1人、てゆっか仕事中なの!
カツくんも早く戻りなよ!」


「え、このモールで働いてんすか!?」


人の話聞いて下さいっ!


「そうそうそうそう、
じゃオムライス買うから、また!」


「あ、じゃあ仕事帰り寄って下さいねー!」



一方的な約束を残して、言い逃げっ!

私まで、この視線の渦に巻き込んで…



カツくんは、いつもこんな視線の中でヘーキなのかな?


奏曲がこんな仕事したら、きっと大惨事だろーな…








そして、仕事帰り。



「お疲れっすー!

タコ焼き食いません?余りもんで悪いすけど」


「え、いーの!?ありがとー!」

約束通り、タコ焼き屋に顔を出して…



なぜか一緒に食べる事に。


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