LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
ま、なんでもいっか!


タダだし。
仕事終わって、小腹空いてるし。

…タダだし!



「ん〜!おいしっ!
揚げタコって、こんな美味しんだねっ」


「出来立てはもっとウマいっすよ?

けど作んのは大変で…、ほら!
ヤケドすごいっしょ!?」


って、油がハネた痕でいっぱいの腕を見せる。



「うわ、スゴ……、痛くない?」

思わずその腕を、つぅ…と指でなぞると。


「…っ、リアさん何気にエロいっすね」



「えっ!…ゴメンっ!
そんなつもりじゃなくてっ…」


「ヤ、嬉しっすよー?」


や、嬉しくなんないでー!

てゆっか3コ下相手に、なに動揺してんの私!



「け、けどカツくんが同じモールで働いてたなんて、驚いたな〜」

話を変える。



「俺もっす!
リアさんはどこっすかー?」


「私は、本館2階の帽子屋だよ」


「マジすかー!今度行きますね〜」


来なくていーよっ!


< 39 / 348 >

この作品をシェア

pagetop