LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
カツくんはもう少し仕事が残ってるらしく、ひと足先にたまり場に。



「あれ、莉愛…
今日、隼兄来ねぇよ?」

すぐに一生が見つけてくれて。


奏曲も同時に気付いたようで…


「…ヒマ人だな」



「…っ!、そっちがなッ」


カッチンきて言い返したトコで、一生が吹き出す。


目を丸くしてる奏曲の事はスルーして…

「…えと、
今日はカツくんに誘われてさ!」


「カツ?
アイツと連絡とってんの?」


「んーん、同じモールで働いてて…」


と、そこから本日2回目の職場説明へと繋がる。



「ボーシ屋?デウスある?」

そこで奏曲も会話に混ざる。


デウスとゆーのは、Deus ex Machina。
サーフとバイクのカルチャーをベースにしたブランド。



「私っ、持ってる!」


「ソコ聞いてねぇよ!」


「っ、うるさいな!

入荷数少ないし私も好きだから、店員の特権で買っちゃうんだよね」


「あァ?ズルくね!?」

って拗ねるように睨む奏曲が、可愛い。


< 42 / 348 >

この作品をシェア

pagetop