LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「莉愛ァ?

そぉんな可愛いすぎる事、言っちゃってたらァ…
メシだけじゃ終わんないよォ?」


そう言って私をグイッと抱き寄せると…

柔らかな熱が耳朶を挟んで、熱い舌先が暴れだす。


思わず身体が捩れて、声を漏らすと。



「ねェ、莉愛ぁ?
ホントに甘えて、いい?」

甘い、甘い声音が波紋する。








見事にチャンスを掴んだ私は…

次の日から早速、隼太がいつ来てもいいようにスタンバイ。



なのに。


「今から行くね」って連絡があったのは、1度だけ。



すぐに作れるように、下ごしらえを終わらせて…

いつも0時までは待つんだけど。



結局ひとりで食べて、残りは翌日のお弁当に。


2食続きの軽く豪華なメニューに、若干ウンザリ…


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