LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
そして週末。

早番で出勤すると…


「リアさんゴメンっ!
誘っといて俺、酔っぱらってっ…」

従業員入口で、私を待ってたカツくんの第一声。



「あ!おはよっ!
あれから大丈夫だった?」


あの後どーなったかは、聞かないどこう…



「ヘーキっす!
それで今日、リベンジでまた飲みませんっ?」



え、飲みたいっ!


けど。



ノルマ達成してないから、参加資格ないよ!

そこはちゃんとスジ通したいし…



「あ〜、今週は予定あるかな…
また今度誘ってよ!

ところでさっ?」


中へと進みながら、
ステッカーサバきのコツを聞こうとして




「え、リアさんいつも弁当なんすか!?」


それを遮ったカツくんが、
私の手に下がってるお弁当袋を指差す。



「…えーと、最近は」


「うっわ、いーなソレ!
俺なんか毎回余ったタコ焼きっすよ?」



そう聞いて、この前のおいしい揚げタコの記憶が、口の中に広がる。


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