LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「カツくん今どこっ?」


せっかく交換したんだから、ケータイを活用。

おかげで、キョロキョロ探す事なく…



「お疲れっ!」


「あっ!リアさんおつかれー!
遅かったっすね?
そだ、コレ…
ごちそーさんっしたァ!」


「いーえっ、むしろありがと!」

差し出されたお弁当箱を受け取ると。



「ケー番に、弁当に…、仲いーな。
俺にも作ってよ?」

と、挑発的に見つめる一生。


冗談かと「ハハ…」って受け流しながら




今さら気付く!!



「作るっ!
作る作る、余っ裕で作る!

今度休み、隼太の分と一緒に作ってもってく!」



なんで気付かなかったんだろ!

差し入れとかお弁当とか、彼女なら普通だよねっ?


仮にウザかったとしても、それを確かめるべく、一生のリクエストって言い訳もあるしっ!




「フッ…、楽しみにしとく」

見透かしたように笑って、そう零す一生に…


我に返って、恥ずかしくなってきた…


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