LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「あと、俺も聞いてい?」


そして、そうケータイを構える一生とも、番号交換し始めると…

同じくケータイを構える奏曲。


「え、奏曲も?」

何気に確認すると、


「…

俺だけハブんのかァ?クソダリアァ」

と、久々に頬を掴まれる。


だけどまた包むように優しいから、なんか戸惑う。



「ちょっ…、離してよっ…」


その手首を掴み返して、外しながら…

切り替えるように、言いたかった事をぶつけた。


「それよか、奏曲っ!
私っ、ノルマ達成したよっ!」


"せーぜー頑張れば?"に対抗して、自慢気に言い放つ。



「…、遅っ!
威張ってゆーなよ!」


「なっ…!
これでも頑張ったの!」

軽くカッチンきて、膨れっ面に。


奏曲はフイッ、と視線を外して…



「…ま、良かったな。

つか、ケー番!」

って、どこか照れくさそうに言い零す。



それが可愛いかったし…

隼太からは、昨日ちゃんと褒めてもらったし。


良しとするか!


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