LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「へーえ!
軽く清楚に見えてエロいんだ?このコ!
萌えるねえ!」


そこでいきなり割り込んで来た声に、目を向けると…

隼太に夢中で気付かなかったけど、その隣にガタイのいい男。


そしてそいつの言葉で、隼太の第一声を思い出す。



「違っ…、エロくないから!
もうっ、隼太〜!」

エロいのは隼太でしょお!


困った顔で見つめると、イタズラな笑顔が零れた。

それにドキッ、て戸惑うと…



「やっぱ可愛いねえ!
どお?俺にも抱かれない?」

なんて…
チャラい事を投げかけてくる、ガタイのいい男。



「ダァ〜メ。
莉愛は俺の女だからねェ」


だけどそう言ってくれた隼太に…

胸がキュンの嵐。




「はあ!?
俺が先に見っけたのに、お前が横取りキメたンだろ〜」


先に見っけた?


ガタイのいい男の言葉で、ふと甦る…
出会った日の記憶。

そのワイルドな雰囲気と豪快な口調が…


ーうっわ!可愛いっ!
あーゆーコ、い〜ねえ!ー

あの時、最初に騒いでた男と重なる。


< 61 / 348 >

この作品をシェア

pagetop