LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
それを察知したのか…


「構ってあげれなくて、ごめんねェ?
でも。帰りは一緒に帰ろぉね」

耳元で、甘く囁く。


もうそれだけで、十分だよっ!



それに。

自ら率先して、ノルマ対応に回るなんて…


いいリーダーだね。




「よし!行くぞカツ!
お仕事、お仕事〜!」


「ええっ!まだリアさんと飲んでないのに…」



そんなケンくんとカツくんをニッと笑って…


「じゃあ一生ィ、莉愛の事よろしくねェ」

と、去って行った隼太。




「んーじゃ奏曲わ、エロ担当よろしくぅ」

次はリーダーユリカがそう言って、その腕に絡み付く。


奏曲はそれを払って、チラッと私に視線を流すと…


「じゃな、ダリア」

ひと言零して、同じく去って行った。




私はとりあえず。


「…一生、よろしくね」

隼太のセリフをマネて、一生の隣に座り込む。



「…寂し?」


「…まぁ、ね」

思わず本音が出ると。



「俺が居ても?」


そう返して来た一生に…

胸がドキつく!


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