LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
当時。


社会人なりたてだったし、バイクのローンとかもあったのに…

1人暮らしを始めた。



生活が苦しくなるのは解ってた。

だけど…


郊外に住んでたヒロの、不便を訴えるSOSとか、
もっと一緒に居たいとかって甘えに、応えたかったし…

私だって、親を気にせずいっぱい一緒に居たかった。



なのに…

行動が便利になったヒロは、浮気するようになった。


その頃はまだ16歳で、遊び盛りだったんだろうし…

私も束縛とかしなかったから。




好きになるほど…

ウザがられたくなくて、
嫌われたくなくて、

なにも言えなくなる私。



だから浮気も、わかってて黙認して…

余計それを加速させてた。




それからヒロは、だんだん来なくなって…

毎日ヒロの為に作ってたごはんも、ほとんど自分のお弁当に代わってた。


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