LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「最低だよ…

ほんと、どーやったら浮気って防げるのかな…」

思わず呟く。


それを防げたら、違う結果になれたんじゃ、なんて…


確かに黙認した私もダメだけど…
怒ってやめてくれるんなら、誰も苦労はしないと思う。




「そりゃあムリな話だなァ!
同じ女ばっかじゃ飽きるからね〜!
たまにつまみ食いすっから、また主食が美味く感じる!まっ、必要悪だねえ!」


「そーなの!?

じゃあもし、顔もスタイルも中身も究極に理想の相手だったら!?」


「同じっしょお!

最高級ステーキ、毎日食えっかァ?
たまには味噌汁、飲みたくなるよねえ!」



たっ…、確かに…



だけど。


そーじゃない人もいるハズだし!



例えば…



煙草くらいの中毒対象には、なれないのかな…






「まっ、女も器を大っきくねえ!」



……、その結果利用されたんですけど。

ノンキなケンくんに小さくため息を零しながら…


2人でビーチへと歩いた。


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