LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「ね、一生?
後で相談があるんだけど…」


「相談?
作業しながらでいーなら、今でも聞けるけど?」


「ほんと?、…ありがと」


ヒマな私を気遣ってくれたのかな?

まぁ、深刻な相談じゃないから、サラッと聞いてくれた方が助かる…




一生はデスクワークをこなしながら、
合間に優しい瞳を向けて…

飲み会でのやり取りとか、私の気持ちを聞いてくれてた。






「大丈夫だよ。
隼兄はそんな事気にしないって」

少し笑いを浮かべて話す…


従兄弟様の頼りになるお言葉!



「ただ…

莉愛が心配だから、ヘビヴォの奴らにムキになんのは止めとけよ」


続いた、まっすぐな瞳での"心配"に…

思わず胸が、ドキッと跳ねる。



「っ、わかった…、ありがと…」

戸惑って、視線を外すも…


何が心配なんだろう?と、心で疑問。



そこでフッと、吹き出す声。


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