LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
許したとはいえ、仲直りはまだな状況に気まずさを感じてると。


車から降りて来た奏曲の、ツナギ姿と太陽に透けた茶髪が目に入って…

それが持ち前のイケメンにやたら映えてて、思わずドキッとする!



「仕上がり、早かったんだな?」

事務所に入って来た奏曲に、そう声をかける一生。


「ったりめーだろ、どこ置…っ!」

私に気付いて、会話も途中に驚きの反応。



「…お疲れ。
車、乗れたんだ?」


「…、は?
ナメんな、クソダリア…」

言葉とは裏腹に、気まずそうに目を逸らす。



「てゆっか、奏曲の会社?」

車の社名を指差した。


「ワケねーだろ、親の会社…」


なるほど…
社長って感じじゃないもんね。



「…なんか言いたげだなァ?」


「え、何も言ってないじゃん!」

慌てて、噛み合わない返し。



「でも奏曲はウチ(隼太の車屋)のお抱え整備士なんだ」

そこで一生のフォロー。



とゆう事は…
一生が隼太の右腕なら、奏曲は左腕ってトコかな?


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