LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
それから奏曲は、運んで来た車を配置して…

テーブル越しに私の正面に座って、タバコを吸い始めた。



「仕事、戻んないの?」


「うっせ。
つか、邪魔にしてんなよ…」


「してないよっ、聞いただけじゃん!」



そして、しばし沈黙…


…を破って、奏曲が再び口を開く。



「つか…

この前は、悪かったよ…」


視線を横に落として、気まずそうに呟く。



ーそれに、反省してるみたいだしー

さっきの一生の言葉を思い出して、


ほんとに反省してたんだ…

と、素直な反応に少し驚いた。




「けど…

そんなサイテーな考えも、
オンナ遊びも、


もう、やめっから…」

続いた言葉に…



衝撃的に驚いた!!




えええっ!!

私が怒ったくらいで、偏見持ちの奏曲が今までの行動変えちゃうのっ!?



ー奏曲さんの前じゃトロケてベタ褒めしかしないって事っすよ!ー

ふと、浮かんだ誰かの言葉。



そっか、今まではちゃんと怒ってくれる人がいなかったんだね…


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