LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「ったりめーだろ…」
そこで会話に戻って来た奏曲。
「えっ、なんで!?」
「バカダリア…
そんな言いなりで尽くしてたら、ただのお世話ロボットだろ。
"いい彼女でいたい"って、
都合のいい彼女の間違いじゃねーのかァ?」
お…、おっしゃる通りです…
奏曲から放たれた矢が何本も突き刺さる…
「で、でもさ?
喜んでくれる人も…、いるよね?」
「いたとしても…
オトコは基本、征服欲が強えんだから、
そんなロボットオンナつまんねぇだろ。
ラクなゲームほど飽きんだよ」
「…っ、ゲーム扱い…!」
「例えだろ!」
だとしても。
私って、つまんない女だったんだ…
落ち込む私に、一生のフォロー。
「俺はそーゆー健気なコ、好きだけどね」
胸が、びっくりするくらい弾けた!
思わず目を大きくして、固まると…
一生は一瞬視線を逸らして、柔らかく笑
って続けた。