許せない、だから奪ってあげる
「嫌だ、嫌だ、いやだ!!!」

「近寄らないで!」

女みたいな声で、女みたいな顔で、女みたいな力で、必死に抵抗してたなぁ、懐かしい。

でもやっぱり、そんなんでやめてくれるはずもなくて

「まじでかわいーな。ほら悪いようにはしねーから大人しくしとけよ」

「そーそ、楽しもうぜ」

むしろ興奮させてしまったみたいで

嫌だ、離して、痛い、触らないで、近寄らないで、そんな目で見ないで、気持ち悪い。

しょうもないけど、その時思いついた言葉は全部叫んだ。

結局最後まで犯されたけど。

大人しくやられるより、抵抗する方がこのどうしようもない気持ちを抑えてくれた。
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