honey
「はい?」


その声を聞いた瞬間、全身が震えた


「あっ!隣の相模です」

「あぁ…茉奈ちゃんか」


どーして…


「はいっ!もう覚えてくれたんですか」


「可愛い子の名前は忘れないよ」


その言葉にボッと、顔を赤くする茉奈


でもその男は……


「誰にでもそーいうこと言うんだよ」


「えっ……お姉ちゃん?」


あたしの言葉に、驚きの顔をする茉奈


でも、奴は違った


まるで何もかも知ってたかのように、あのいやらしい笑みを浮かべる


「おかえり。莢ちゃん」




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