大好きだから、私は
ベンチに座り、お互いに黙り込む。
「あの…「あのねっ!!」
仁が話そうとした瞬間、私が話しだした。
仁は驚いてこっちを見る。
私はベンチからひょいっと立ち上がり
スカートをパンパンって叩いた。
「多分仁の話と同じだよ。だけど私に言わせて??」
「は??」
私はにっこり笑いながら
「私は…仁が大好き!!好きすぎておかしくなっちゃう!!
だからこそ…別れよ…っか??」
最後はちょっと泣きながら
だけどしっかり言った。
「へ??ちょっ…」
「ばいばぁい!!愛してたよ…」
ダッシュで家に帰った。
着いた頃には涙で顔がぐしょぐしょだった。