大好きだから、私は
だけど最近は、仁の考えてる事が全然わからない。一応彼女がいるのに、女の子に優しくする。
私だけが、きっと大好きなんだ。
初めからそうだった。
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去年の、春。
大好きな仁に意を気して告白。
「好きです!付き合って下さい!」
「…ごめん。」
見事に振られた私は、それでもへこたれずに季節ごとにも告白する。
そして、5度目の告白。季節は冬。
「大好きで、諦めきれなくて…
つ、付き合って下さい!」
「………負けた。」
そう言って笑う仁を見て、私は振られた時以上に泣いたのを覚えている。
きっと、しつこすぎたから…付き合ってやったって感じかな?