先生、私じゃダメですか?


数分して、
メイドは戻ってきた。

メイドの後ろには
真っ黒のショートヘアの女性がいた。


「娘がお騒がせしてしまい、申し訳ありません」
「あっ、いえ…… 」


吉野さんへの心配はないのか?


「では、失礼します」


そう言い、
吉野さんの母は家に戻って行く。


「あのっ、すみません! 」


俺は大声を出した。


きっと、
吉野さんとかメイドも驚いただろう。


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