先生、私じゃダメですか?


「愛ちゃん、おはよー 」
「おはよ」


ふわふわした淡い茶色の髪が、

風に吹かれ左になびく。



前から思っていたけど
佐伯さんって可愛いな。


ふわふわしたボブヘアに
白い肌、大きな瞳。



なんか……


守ってあげたくなってしまう雰囲気がある。


「愛ちゃん、早くバスに乗ろっ! 」


ひまわりのような、

明るい笑顔を見せた。


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