先生、私じゃダメですか?


ーー数時間後


「佐伯さん起きて」


私は佐伯さんの肩を軽く叩く。


ゔーと言いながら、

佐伯さんは目をこすり
大きなあくびをした。


「愛ちゃんおはよ」
「二回目だよ、それ。ほら、降りるよ」


私はカバンを持ち、
バスを後にした。




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