先生、私じゃダメですか?
食材をもらい、
バーベキューをしに佐伯さんのとこに戻った。
柊はもういなかった。
「任せちゃってごめんね、愛ちゃん」
「大丈夫」
柊のこと聞いてもいいよね?
「柊、どうだった? 」
「えっ⁉︎ あ、愛ちゃん見てたの? 」
私は作業しながら頷いた。
「なんか……好きになちゃったかも」
顔を赤く染めている佐伯さん。
「頑張ってね、佐伯さん」
「ありがとう、愛ちゃん」
ニッコリ笑う佐伯さんを見て、
何だか複雑な気持ちになった。