輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
世界で1番大切な親友たち
【真綾side】
あたしには大切な親友達がいる。
1人は、肩につくくらいのミディアムヘアで、あたしとは対象的に真面目な女の子…陽菜だ。
そして、もう1人…… サラサラの黒髪のロングヘアでパッチリ二重が特徴の汐音。
あたしにとってはかけがえのない親友だ。
あたしは、そんな2人とは真逆で制服は着崩し、教師たちには何かと問題視されている。
クラスでもまだ恐れられてもいる。
話しかけるだけでビクッとして逃げちゃう子だって過去に何人もいた。
けど、陽菜も汐音も初めて会った時からずっとずっと……、
あたしのことを恐れず、平等に仲良くしてくれた。
ーー忘れもしない、去年の出会ったあの日のこと。
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高校に入学した頃、私は髪の毛を今よりももっと派手に染めていた。
理由としては、ただ単に好奇心から。
それに馴れ合いにも興味なかったから、誰も関わってこないであろう髪色にすれば、1人で過ごせると思ったから。
ーーーそんなある日。
もう入学して数ヶ月経ったある日。
とある授業でペア学習をすることになったのだ。
そう。一人でいる私にとって、そのペア学習というのはもう…とにかくウザったいものであって。
ま、どーせ組む相手いなければ教師と組むことになるからいーけど。
なんて思っていたら、
『あ、あの……一緒に組みませんか…?』
そう声をかけてきたのが汐音だった。
『…は?』
ギリっと睨みつけた。
この頃のあたしは、汐音みたいなThe女の子って感じの女の子も大嫌いだった。
だからこそ、こうやって声をかけてきてくれてもウザイという感情しか湧かなかった。
そもそも、あたしと違ってたくさん友人がいるはずなのにどうしてあたしに声をかけるんだ、と
単純にそんな疑問も抱いていた。
『…あ、あのっ……ダメ、ですかね…?』
『……あんた、組む相手居ないの?
いつもいるやつは?』
『……ひ、陽菜は今日お休みで……』
そう。実を言うと汐音と陽菜は中学の頃からの友人らしい。
『……ふーん。
ま、いいけど』
今思えば、この時からあたしはきっと汐音のことを"守ってあげたい"と感じていたんだろう。