輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
キミの太陽に
「…もし、誰にも言えない辛いことあったらオレには言ってよ。
オレが、吹き飛ばしてあげる」
「え……、」
瞬くんの思いがけない発言に言葉が詰まった。
だって、瞬くんがそんなこと言うとは思っていなかったから。
「…オレじゃ、山吹の力になれない、かな?」
「……っ、」
さっきとは打って変わって、切ない瞳をする彼にぎゅっと胸が苦しくなった。
こんな、悲しい顔見たことない…。
それに、瞬くんは純粋に私のことを心配してくれてるんだー…。
そう思うと、より一層胸が痛くなった。
「……いい、の?」
気づけば、そう口にしていた私。
なんで、そう言ったのか分からない。
ただ自然と口がそう発言していた。
……もしかしたら、私はある程度関わりのある人に縋りたいのかもしれない。
そう考えたらしっくりきた。
私のその返事に、瞬くんは一瞬驚いたような表情を見せてから、すぐパッと明るい笑顔になり
「ありがとう!」
嬉しそうに笑いながら、ぎゅっと手を握ってきた。
「えっ!?ちょ、」
突然の動きに私は驚いて思わず手を引っ込めてしまった。
「ご、ごめん…!
お、オレ…嬉しくてつい、……」
ほおを少し赤くしながら頭をかく瞬くんを見て、またドキンと胸が鳴る音がした。