輝く太陽のようなきみと、永遠を。【旧ただキミ 修正中】
「……けど、ごめんね…本当のことなんだ…」
黙っている瞬くんに私は続けて言った。
「…急性リンパ性白血病って言う病気なの…」
「……っ、」
幻滅、したよね……。
まさか、私が病気だなんて。
「……信じられないよね、こんなこと言っても。」
「「………」」
2人して無言が続く。
どちらとも口を開くことはせずただ押し黙っていた。
「……その、えっと…」
その空気の中口を開いたのは、瞬くんだった。
「……えっと、……急すぎてまだ、頭追いついてないんだけど……えっと、
これは、長谷川は…知ってるの?」
その質問に私は首を横に振った。
「……言ってないの?長谷川には」
「……うん」
「……そう、なんだ…」
「……うん」
「………」
「………」
また無言の時間が始まった。
私も、今の瞬くんにどう話しかければいいのか分からなかった。
もしかしたら、嫌われてるかもしれない。幻滅されているかもしれない、と考えたら言葉が出てこなくなってしまった。
「……その、病気ってどんなの、なの?」
またしても口を開いたのは瞬くん。
「えっ、」
「…恥ずかしいけど、オレ…その分からなくて……、
もし山吹が教えてくれるなら教えて貰いたくて……」
申し訳なさそうに眉をひそめながら聞いてくれた瞬くん。
「……うん、分かった」
私は、病気のことを説明し始めたー…。
ーーーー……
「……っていうんだ」
大雑把ではあるけど、分かりやすく説明はしたつもりだ。
「…そう、なんだ……」
語り終えたあと彼はとても辛そうな顔をしていた。
そんな顔を見て私の心もズキンっと切ない音をたてた。
こんな顔、させたくなかったのに。