ポポロの大きなリンゴの木
ぼくのおばあちゃん
ポポロには、おばあちゃんが一人いる。
それはそれは、優しいおばあちゃんだ。
ポポロは、おばあちゃんが大好きで、暇さえあれば、おばあちゃんのところへ遊びにいった。
おばあちゃんの家は、サイフロワ丘の、川のほとりにある。
小さいけれど、木のいいにおいがして、青い屋根の可愛らしい、とても素敵な家だ。
おばあちゃんは、そこで一人で暮らしている。
だからポポロが来ると、嬉しそうに、
「やあやあ、よく来たねえ。さあ、ここへお座りなさい。」
と言って、お菓子とお茶を出してくれる。
そして、ポポロとおばあちゃんは、お空が夕日に染まるまで、お話をしたり、お花を植えたり、果物を収穫してお菓子を作ったりして楽しく過ごすのだ。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop