女子高生の私と不機嫌な若頭
涼介のキモチ
「ったく、泣くな。クリーニングに出せば済むことだ」
そう言って、私の涙を拭いてくれる
その手が……暖かい。
『ごめんなさい……せっかく、連れてきてくれたのに台無しだね』
自分の鈍臭さにウンザリしちゃう
「……乾かさないと風邪ひくな」
そう言って砂浜へ上がる
私の手は涼介さんの手と繋がれている
それが、とても恥ずかしくて
まともに顔を見れない
涼介さんに連れられて歩いていく
たどり着いたのは……ラブホテル