女子高生の私と不機嫌な若頭
そんな毎日が続いていた
そして、なんとなく気がついてた
お父さんが仕事をしてない事
多分、次の仕事も見つからず
それに愛想つかされ
継母が出て行った事……
『……食費、ください』
何故私が言わなきゃならないんだ
父は嫌な顔して財布から一万円を出す
このお金で1ヶ月過ごすんだ
っと言っても、雄哉の食事だけ
だから、大丈夫。
私の食事なんて、ここ何年
家でなんて食べていない。
お父さんは……勝手にして
お酒ばかり飲んで、何が楽しいんだろう
そんな暇あれば、仕事を探して欲しい
いくら貯金があるのかも知らない
……それが尽きたらどうする?
私ね貯金は使いたくない
だって…これは私の新しい人生の軍資金
それでも、日が経つにつれて
現実となって行った