女子高生の私と不機嫌な若頭


涼介さんのお言葉に甘えて
私は先にお風呂に入ることにした

ベトベトな髪……
せっかく買ってもらった服……


本当に申し訳ない。

早々とお風呂を済ませて上がると
タオルと一緒に紙袋が置いてあった

中を見てみると、可愛らしい下着
サイズもピッタリだった


ってか…何着ればいいの?
あるのはホテルに備えついてある寝間着?


仕方がなく、それを着る
着慣れないものだから恥ずかしい


着替えて出れば
ソファで煙草を吸っている涼介さん


『り、りょうすけさんも、お風呂どうぞ』


一瞬、涼介さんの顔が赤く見えたけど


「ああ」


それだけ言って行ってしまった
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