女子高生の私と不機嫌な若頭
涼介さんが選んでくれたドレスは
どれも身体のラインがハッキリわかる
こんなの……自信ない。
それに……私には似合わない。
ドレスを試着し、試着室から出ると
涼介さんが待っていた
『あっ……着ましたけど……似合わないですよね』
けど涼介さんは私の周りをぐるっと周り
そしておもむろに私の髪を上げた
「大丈夫、お前なら着こなせれる」
そう言われると…なんか魔法がかかったみたいだった
「杏奈ちゃん、めちゃ似合ってる!化粧して髪もセットしたら、間違いなしだね」
美沙さんも褒めてくれたから
大丈夫なんだと安心した