女子高生の私と不機嫌な若頭
こんな時間にトイレなんて
コンビニしか入れない
けど、コンビニに着く前に
雄哉は漏らしてしまった
「ひっく……ひっく……」
「……ごめん…ひっくっ…なさい」
泣きながら謝る雄哉
『大丈夫よ、お姉ちゃんこそ気づかなくてごめんね』
こんな時間まで外にいる方が間違っている
我慢して家に帰れば良かったのか…
けど……雄哉が入りたがらないだろう
着替えなんてない……
けど、このまま帰るわけにもいかない
『公園で足、洗おっか』
足洗ってズボンもパンツも脱がせて
私のブレザーで包んで抱っこして帰ろう
さっきまでいた公園に引き返そうと思った