女子高生の私と不機嫌な若頭
恥ずかしさが増してしまい
焦って言い訳を付け足してしまう
「杏奈……いいよ。今日は何処かに泊まって、ゆっくり過ごそう」
私の頬に触れて
ちゃんと目を見て言ってくれた
涼介さんは私の事を考えてくれる
やっぱり……
私は涼介さんが好きだなって思う
『ありがとう、涼介さん』
私達はまた車に乗り走り出した
車に乗る前にどこかへ電話していた涼介さんは少しご機嫌だった
『……もしかして、泊まるとこって…』
前に行ったラブホテルかな?
「フッ……杏奈と泊まるのにラブホテルは無いだろう」
そう言って笑っている