女子高生の私と不機嫌な若頭


私はラブホテルだってよかった
涼介さんと一緒にいられるなら……


一緒に……?
……泊まるってことは……
やっぱり、あれだよね


うんうん。
そうなるよね。

けど……そうなった方がいい
初めては大好きな人と、
涼介さんがいい……


うんうん、そうしよう…
そう考えていたら
今から緊張してきた


自分から言っときながら
今更緊張するなんて……


そんな様子を横目で見ていた涼介さん


「……ったく…」


私に聞こえない声で呟き
涼介さんは笑っていた
< 207 / 314 >

この作品をシェア

pagetop