女子高生の私と不機嫌な若頭


『綺麗……』


月がこんなに綺麗だと思わなかった
月に見とれていたら
涼介さんが私の前に立った


『……っ、ぎゃーーっ!』


は、は、は、は、裸っ!


「うるせーな…、ちゃんと隠してんだろ?別に隠さなくてもいいものを、お前のためを思って隠してやってんだ」


ありがたく思えって言っているようだ


涼介さんは私を立たせ
くるっと後ろ向きにする


ジーーーっ


えっ?

『チョット待って!私にも心の準備ってものがあるんです』


そう言うけど、涼介さんは手を止めない


「わかった。わかった」


そう言ってるそばからスルスルとワンピースが落とされた
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